おもちになりたい

春から某務員になる現在教員の日記。ドラニコフになりたい。

1年間を終えて

なんかありきたりな題名になりましたが、先週をもって非常勤講師を退職しました。

ほんと1年間あっという間だった~~~

 

なんて思ってませんよ!やっと終わった!!!!!!

生徒と離れるのはやっぱさみしいけれど、ずっと退職の日を待ち続けていたので、すがすがしい気持ちです。しかも春休み出現。

 

6月まで学校が休校だったので実質10か月の教員生活でしたが、いろいろと振り返ってみたいと思います。

 

労働条件について

今まで散々愚痴ってきた労働条件。もう退職したからいいかなと思いかけるとこまで書き留めます。

・悪かった点(私が辞めた理由)

①1人で生活していくだけの給料はもらえない

週5で正規の先生とコマ数は同じくらい担当してましたが20万円なんて全然行きません。実家なのでなんとか暮らせましたが1人はかなり切り詰めないと厳しいかな。

②担当授業数が多いので、仕事量が多い→負担が多い

(正規の先生はもっと大変だと思います。)

私の場合週9時間分の予習をしないといけなく、予習が追いつきませんでした。プリントも最初から作っていたので、ひどいときは週9枚のプリントを作成して授業内容を考えてました。家に帰っても授業準備。つらい。(残業代も出ないのでサビ残のオンパレード)

③私学共済に入れない

私立の先生は私学共済に加入できると思うのですが、非正規雇用なのか一切そういう保険なり年金には入れませんでした。国民健康保険国民年金に加入して、毎月自分で払ってましたね。あと年末調整もしてくれないので自分でしないといけません。

④責任が重い

正規雇用だけど責任はいっちょまえに取らされました。成績処理も自分がやります。担当生徒がやらかせば面倒を見るのは担当教員です。責任は担当教員になります。うっかりしていると1人で責任を取らされることになります。

 

◎まとめると、仕事量も多いし責任も重い割には保障もないし給料も少ない

 

しかも来年度からは住民税も入ってくるので、給与がどんどん下がります。いまより所得が下がるのはうーんと思っていましたし、この仕事量に耐えきれる気がしなかったので辞めました。

 

・良かった点

①人間関係は良好

比較的余裕のある仕事だからか、職場の先生たちはみないい方ばかりでした。相談にもすぐ乗ってくださる方ばっかりだったので、人間関係でもめたことはありませんでした。問題があるような人はいませんでしたね。

 

②授業が終わったらすぐ帰れる

契約内容が基本的には「授業」のみなので、朝早く来る必要もありません。授業が始まるまでに来ていればいいので、時間的な制約は少ないです。授業が終わればすぐ帰ることも可能です。  まあ、すぐ帰れるなんてまやかしでしたが…

 

授業数が少なくなった3学期はそんな感じでしたね☆早く帰れるって最高!

 

③授業がなければ休み

学校行事などで授業がなければ出勤しなくていいので、平日に突然休みが出現します。休み最高。なので春休みとか夏休みとか冬休みありました。いえええええい!!!!

 

④教員としての勉強はしやすい

むしろ、「他の先生の授業をいっぱい見に行け」と言われていました。

授業見学はお願いすれば快く見に行かせてもらえました。いろんな先生の授業を見ることができたので、技術とかやり方は吸収しやすかったなと思います。

さらに、研修制度がありました。(たぶん非常勤までしてくれる学校はあまりないと思う)自分の授業をベテランの先生が見に来て指導してくれるので、「自分だけではわからない欠点」をすぐわかるところはよかったです。

 

◎まとめると、教員として成長できる制度はある程度はある

 

非常勤という形態はあまりお勧めはしたくありませんが、教員やってみたいな~という人は1年くらい経験してから正規になってみるのもいいのかなと思います。

 

あとコロナ禍のなかで、「資格を持っている」強さを実感しました。4月~6月の2か月間休校でしたが全額給料出ました。初任給不労所得です。

やっぱり、「専門職」はつよいなと思いました。本当に。(おそらく人を確保しないといけないから)

 

辞めたけど、教員やってよかったと思います。夢だったし。

最近夢に教えていた生徒が出てくるので、まだひっぱるのかな。

 

明日からは某務員になるので頑張ります。

 

おわり                            もつん